ここではスピアフィッシングに必要な道具について説明します。

<絶対に必要>
・手銛(ヤス)
・ウェットスーツ
・マスク、スノーケル
・フィン
・ウエイト

まずは絶対に必要な道具です。

・手銛(日本では一般人の水中銃の使用は禁止されています)
これは絶対必要ですよね!
まず最初は釣具屋さんに売ってる竹ヤスとか3000円ぐらいの手銛を使ってみることオススメします。
これで何回か海に行けば少し感覚がわかると思います。
射程が全然足りないとか、刺さったのに逃げられちゃうとか。

そうしたら手銛のアップグレードも視野に入ってきますよね😁
10種類の魚を突けるようになるまで竹ヤスで修行しなさい!
なんて厳しい方もいるようですが、僕としては銛に費やすお金があるのであれば買ったほうがいいんじゃないかな?と思います。

所有欲を満たすのも趣味の楽しみの一つですからね(笑)

周りのスピアフィッシングの先輩から、「手銛本舗」がいいよ〜って教えてもらって買った手銛がめっちゃ快適でした👍
購入して3日程で発送されました。

参考にしてみてください。
手銛本舗
僕はこのページの、艶消し織柄フルカーボン15mmの3ピースを使っています❗️

チョッキラインの作り方

・ウェットスーツ
スキューバダイビングやスノーケリングのスーツを持っている人は代用可能です。

体温を保つため、浮力の確保、怪我の予防、有毒生物対策と非常に重要なアイテムです。海パンのみでやった方が野生的で開放感はあるかもしれませんが、安全のために必ず着用してください^^

カモ柄や黒のウェットスーツは魚の目から隠れる効果もあります。

季節や地域で厚さを選ぶといいですね。
水温が25°以上あれば3mmのスーツでいいと思いますが、それ以下なら5mm以上ある物が良いと思います。

また、スピアフィッシングは穴の中に顔を突っ込んだりクラゲと接触することもあるので、フードも着用しましょう。
沖縄で毎年死者が出るハブクラゲのトゲは、薄いラッシュガードでも予防できます。
露出している肌の面積が少なければ少ないほど、安心してスピアフィッシングを楽しめますよ😁

僕は今はダイビング用の黒のウェットスーツの3mmを使っていますが、Omer、Cressi、Salvimar、SEACなどスピアフィッシングのアイテムを扱ってるメーカーのカモ柄のスーツが欲しいです・・。

・マスク、スノーケル
スキューバダイビングやスノーケリングでマスクを持っている人はまずはそれで代用可能です。

潜行時に顔面がマスクに締め付けられるマスクスクイズを回避するため、マスクに鼻から空気を送る必要があります。しかし、タンクから酸素が供給されるダイビングと違い、スピアフィッシングでは肺の中の空気を使うしかありません。ですのでマスクはなるべく容積の少ないものを選びましょう。

また、ダイビング用のマスクは派手な色をしたものが多いですよね。それだと魚がびっくりしてしまう可能性があります。あくまで魚に見つかりたくないスピアフィッシングでは、カモ柄か黒あたりの落ち着いた色のマスクが好ましいと思います。

スノーケルに関しては人によって好みがあるのでなんとも言えませんが、できるだけシンプルな構造のものを選ぶのがいいと思います。
僕自身は排水弁が無い、ストレートなタイプのやつを使った方がいいと言われました。シンプルな方が、トラブルが少ないからです。

排水弁があると、そこに小石が挟まっただけで水がゴボゴボ入ってきます。息を吸いたい時にこの状態になるのは怖いですよね。。

僕は、潜水中はスノーケルを外しておき、水面に上がったらまず空気を一吸いし、水中でスノーケルを咥えてスノーケルクリアをする、という順番です。潜水中にスノーケルを咥えてしまうと、上がってまずスノーケルクリアをしないといけないので空気を吸うのがワンテンポ遅れるからです。

また、別で詳しくお話ししますが、上がってすぐにスノーケルクリアをする、や、息を吐きながら浮上するというのはブラックアウトする可能性を高めます😱
絶対にやらないようにしてくださいね!
※ダイビングでは息を吐きながら浮上するよう教わりますが、素潜りやスピアフィッシングとは違いますよ!

マスクやスノーケルを購入する際は、ウェットスーツのとこに書いたメーカーのセット品だと間違いないと思いますよ😁

僕はまだダイビングに使ってたガルのマンティスLVなので、早く専用のやつが欲しいです・・。

・フィン
こちらもダイビング用で代用可能ですが、スノーケリング用の短いフィンはやめておきましょう。

スピアフィッシングは横方向の水面移動が多いことと、より深く潜れるようにロングフィンを使います。ダイビング用のものでも10mを超えるとしんどくなってくるので、その頃にはスピアフィッシング用のロングフィンに買い替えた方がいいですね。

フィンの硬さも様々ですが、中級者までは柔らかいフィンがいいと言われています。柔らかいフィンの方が酸素の消費を抑えられるためです。硬いフィンは、上級者になって脚力に自信もあり、必要と感じた時に検討するのがいいと思います。

僕は最初はガルのスーパーミュー(ダイビング用)でした。しかもバリバリ目立つオレンジ色。
今はCressiのGARA MODULAR IMPULSE LDを使ってます。プラスチックフィンなので安価でありながら柔らかく高性能なフィンです😁

・ウエイト
浮力確保のためにウェットスーツを着ているので、そのままでは絶対に潜れません。どんなに頑張っても浮いてしまいます。
なので腰にウエイトを巻きます。ダイビング経験者ならわかると思いますが、鉛の塊の付いたベルトを巻きます。

ウエイトは釣具屋さんなどで買うこともできますが、沖縄にあるシーランドでは1kgが800円、2kgが1500円です。(2020年10月時点)
水中で垂直に立って(足は着かない)、マスクの部分に水面がくるぐらいがベストと言われています。この場合、息を大きく吸えば浮くし、息を吐けばゆっくり沈みます。このぐらいがベストです。

水深5m以浅では一般的にウェットスーツの浮力が強く、だんだん深くなるとウェットスーツに含まれる空気の体積が小さくなるので浮力が弱くなります。ウエイトは深さで変化しませんから、深くなる程マイナス浮力になり何もしないと沈んでしまいます。

水面では少し重いぐらいの方が潜りやすいのですが、そういうウエイト調整をしてしまうと浮上するときに大変なので気をつけてくださいね。

何かトラブルがあった際には水中でウエイトを捨てて浮力を確保します。緊急事態には、もったいない、などという考えは捨ててください。たかが一万円ぐらいです。

ちなみに僕は3mmのフルスーツで7kgのウエイトをつけています。最初のウエイトを決めるときは参考にしてください。

以上が絶対に必要な道具です。これだけあればとりあえずは魚突きができます。

次は絶対ではないけどあった方がいい道具です。

<あった方がいい>
・ブーツ、靴下
・フロート
・ナイフ
・フィッシュストリンガー、網
・水中ライト

上記のものは多分あった方がいいです。おそらく最初から揃えるものになります。

・ブーツ、ソックス
フィンを裸足で履いてもいいのですが、ほとんどの人はブーツかソックスを履きます。

スピアフィッシングではフルフットフィンを使います。ストラップフィンはラインが引っかかってしまうので不向きです。
僕は最初ダイビング用のストラップフィンを使ったのですが、足にラインが絡み付いて魚突きに集中できませんでした😭
なのでブーツと言ってもフルフットフィン用の柔らかめのブーツです。もしくはフィンソックスですね。

想像してみてください。
スピアフィッシングは日本ではほとんどボートエントリーではありません。ビーチなどに歩いて行って、そこからエントリーします。

ブーツの場合はそのまま歩いて行って、水に入ったらフィンを履けばOKですよね。
ソックスだと陸上のゴツゴツした岩場なんかは歩けません。なのでそういう場所を歩く場合はギョサンなどを履いている必要があります。水中でギョサンを脱ぎ、フロートにくくりつけてからフィンを履きます。

面倒じゃない人はこれでもOKです。

僕的にはブーツがゴツいとフィンキックもやりにくいので、できれば薄めで素足に近いマリンブーツなんかが良いと思います。
代表的な商品として、ガルのミューブーツ3mmがありますよね。同様の商品が他メーカーからも出ているのでチェックしてみてください。

ちなみに僕は、CressiのMinorca 3mmを履いています😁

・フロート

フロートは簡単に言うと「目立つ浮き輪」です。だいたいは視認性の高いオレンジか赤です。

フロートの1番の役割は、船(ボート)に自分の存在を知らせることです。
僕たちが水中にいるのはほんのわずかな時間であり、ほとんどの時間を水面で過ごします。スピアフィッシングをする人間にとってすごく危険なのが、ボートに接触することです。

通常、フロートにダイブフラッグという旗を立てて存在を知らせます。ダイブフラッグがあると、その半径15mのエリアを通るボートは徐行しなければいけない、というルールがあります。

フロートは疲れた時の浮き輪にもなります。
また、ペリカンの箱や飲み物を載せておいたり、獲った魚をくくりつけておくのにも便利です。
更に、フロートに手銛をくくりつけておくことで、手銛を離しても無くなりません。すなわち、魚を突いてそのまま持って上がれない場合、一旦銛を離し水面に上がって休憩しながら銛を回収することができます。

このように、フロートはめちゃくちゃ便利な道具です。

自分の身を守るため、ボートの船長さんのため、フロートは必ず持っていくようにしましょう。

・ナイフ
ナイフ!これは男心的に絶対必要ですよね!(笑)

突いた魚はその場で脳天締めを行い、血抜きします。その時に必要ですね。
魚を突けなくったって、なんとなく様になってかっこいいから持っておきたい!

海では普段想定していないトラブルが起こりがちです。
例えば海に捨てられた釣り糸に絡まってしまう。海藻や網に絡まってしまう。などなど。
でもナイフが一本あるとこれらのトラブルで溺れることを回避できる可能性があります。

情けない話ですが、僕は自分のフロートと手銛を繋いであるラインに絡まって溺れそうになりました😅

僕のナイフはOmerのナイフです。ダガー的な見た目で、背側はロープなども切れるようにギザギザになってます。海中での作業じゃないならGサカイから脳天締めしやすいナイフが出てるみたいですが、海中では使いづらいかなーと思って王道のOmerナイフにしました。これはこれでかっちょいいんですよ❗️

日本には銃刀法という法律がありますから、ナイフの取り扱いや持ち運びには十分注意してくださいね。

・フィッシュストリンガー、網
まあこれは言うまでもないですよね。魚を獲ったらそれを引っ掛けとくのがフィッシュストリンガー、もしくは入れておく網。どっちかは必要です。
フィッシュストリンガーは、ギョサンをくっつけておく器具としても優秀ですよ😁

釣具屋さんで安く買えるので、いくつか準備しておいた方がいいですね。

・水中ライト
これもできればあった方がいいですね。
穴の中に逃げてしまったら天気が良くても真っ暗ですから、水中ライトが必要です。

ライトの値段もピンキリなんですが、僕はダイビングで使ってた結構いいライトを持ってるのでそれ使ってます。INONってメーカーで7万ぐらいしたはず。
でもアマゾンで買える中華ライトでも十分です。

ポイントは、軽くて片手で操作できるってことですね。
ダイビングの時は、赤フィルターを付けてやると魚が逃げづらいよって教わりました。
だからスピアフィッシングもそうなのかな?
誰か教えてください!

以上、あった方がいい道具でした〜。

一通りのアイテムがめちゃ安く購入できる海外サイトがあるんですが、使ってみたので無事商品が届いたらそのサイト紹介しますね!